ミントの栽培方法

ミントはハーブの中でも有名で、メントールやハッカといった成分として馴染み深いですね。
清涼感あるミントの香りは好き嫌いがあると思いますが、ちょっと気分を上げてくれます。

また、家庭菜園ではコンパニオンプランツとしても活躍してくれるので、料理、お庭、そして花も楽しめるお得な野菜です。

ただミントは繁殖力が旺盛なので庭に植える場合は注意が必要です。
うちではペパーミントとスペアミントが勢力拡大中です。
またいろいろな種類のミントを混ぜて植えると、お互い影響しあって本来の香りが出ませんので注意が必要です。

ミントを地植えする

～～スケジュール～～

◯土作り　春先など植え付ける前
◯定植　春か秋、4～5月ないしは9月頃がベストシーズン
◯肥料　春3月頃
◯開花・收穫　5月頃から10月頃まで楽しめる

～～用意するもの～～

◯暖効性肥料
◯バーミキュライトと腐葉土など保水性のある補助土

ミントの植え付け

まずはミントの栽培場所を確保。
これがなかなか重要で、生育旺盛なハーブは地下茎をどんどん伸ばして広がっていきます。
絶対これ以上広がってはいけない場合、レンガやブロックを15cm程度地中へ埋めて間仕切りのような囲いをすると良いでしょう。

ミントは水分を好みますので保水性の高い土壌になるよう心がけましょう。
地植えの場合水切れから枯れてしまうといったことはめったにありませんが、葉や茎が固くなってしまうので水分は重要です。

土壌の保水性を高めるためにバーミキュライトと腐葉土を半分程度混ぜ込んでおきます。
そこ絵苗を植え付けて、たっぷり水やりをしましょう。

ミントは苗からのほうが育てやすいですが、種から栽培する場合は春に種をまく事になります。
筋蒔きやばら蒔、またポット蒔で育苗などいろいろな方法があります。
種を蒔いたあと種が隠れる程度うっすら土をかぶせ潅水します。

ミントの肥料

ミントは肥料を与え過ぎると香りが落ちると言われていますので与え過ぎには注意しましょう。
春先、新芽が出始めた頃に油粕などの暖効性肥料を少量与えるだけにとどめます。

ミントの收穫

ミントは主に葉っぱを利用しますので冬の枯れている時期以外はどんどん利用できます。
ただ花が咲き始め、そのままにしておくとハーブの香りが弱くなるので花を摘んでしまいましょう。
または生花等として利用するなど、とりあえず摘んでしまいましょう。

 

プランター栽培

ミントの旺盛な繁殖力を考えると毎年植え替えなど手間はかかりますが、地植えよりおすすめです。
スケジュールは地植えの場合と同様で、冬場に植え替えを行います。

～～用意するもの～～

◯プランター・鉢
◯培養土、腐葉土、バーミキュライト
◯液肥

プランターへの植え付け

プランターや鉢のサイズは育てるハーブの量で変わりますので、ごく小さいプランターで栽培をはじめて問題ありません。
1年でプランター中に根を張り巡らして翌年以降の生育が落ちますので、一回り大きいプランターへ冬場に植え替えます。
あまりにも多くなりすぎた場合は、一部切り捨てましょう。

ミントを植え付ける土は保水性を考え、培養土5、腐葉土3、バーミキュライト2ぐらいの割合で混ぜた土を使います。

植え付け後たっぷり潅水し、土の表面が乾いたらまたたっぷり水を上げるといった繰り返しです。
冬場は活動停止中なので水やりの必要はありません。

プランター栽培での肥料

ミントは肥料を与え過ぎると香りが落ちますので、地植え同様控えめに行います。
とは言えプランター栽培なので、春から秋の生育期間は即効性のある液肥などを使います。
用法用量を守って薄い目で与えましょう。

キッチン周りでプランター栽培をしておくとミントを始めハーブ栽培は食卓を豊かにしてくれますし、栽培も簡単なのでぜひ家庭菜園に取り入れてくださいね。